CMEの先物・オプション取引高、11月は前年比29%減

米国最大の先物オプション取引所「CMEグループ」の11月の取引高は、先物とオプションを合わせて一日平均1,050万枚となり、前年同月比で29%の減少となりました。

ピーク時に比べると30%以上の減少率となり、リスク資産からの資金の逃避が鮮明になっています。
ただ、E-mini市場(株価指数のミニ取引)では、先物・オプションの取引高が前年同月比で11%の増加となっており、個人投資家を中心とした小規模な取引が盛り上がりを見せています。

原油や穀物市場でバブルを生じさせたビッグプレーヤー(機関投資家)が退き、米国の先物市場は個人が中心となって取引を行う市場に戻りつつあります。 再びビッグプレーヤーが参入してくるまでは、相場のボラティリティの低下や、取引高の一段の減少も予想されます。

参照: CMEグループ プレスリリース