東証、デリバティブ取引の新システムに障害が発生

東京証券取引所は8日、デリバティブ取引の新システムに障害が発生し、「TOPIX先物3月限月」の取引を午後から停止しました。 TOPIX先物は一日に約6万枚の取引高があり、主に証券会社と外国人投資家によって取引されています。(個人の取引は1%未満)

障害が起きたシステムは先月15日に稼動したばかり。 東証は新システムを使用し、「ミニTOPIX先物取引」などの新しいデリバティブ商品の導入を計画していますが、取引の信頼性に不安を残す形となりました。

東証は過去にもシステム障害で株式の売買を停止し、市場の混乱を招いたことがあります。 今後も取引の障害が続くようであれば、海外投資家の日本離れが一層加速する可能性もあります。

関連: 東証、デリバティブ取引の新システムを稼動