CBOE、株価指数のバイナリー・オプションを上場へ

米シカゴ・オプション取引所(CBOE)は8日、S&P 500指数などのBroad-Based Index(市場の幅広い銘柄から構成される株価指数)を原資産とするバイナリー・オプションを今年6月にも上場する予定であると発表しました。

バイナリー・オプションとは、満期日において原資産価格が特定の価格に達した場合に、オプションの買い手が一定の金額を受け取れるオプションのこと。 CBOEが導入するのは「キャッシュ・オア・ナッシング」と呼ばれるバイナリー・オプションです。 (参考:バイナリー・オプションとは?

バイナリー・オプションを組み合わせて売買することで、例えば「リスクを限定しつつ、満期日に指数が1300から1400の間に収まった場合、あらかじめ決められた1,000ドルを受け取る」といったポジションを作ることも可能です。

現在、バイナリー・オプションは主に通貨市場の店頭取引(OTC)で売買されていますが、証券取引所による上場はCBOEが初めてとなります。

参照: CBOE Press Release