日経225オプションの平均IVが36.2%まで上昇

日経225オプションの平均インプライド・ボラティリティが7日の終値ベース(イブニング・セッション前)で36.2%まで上昇。 2009年7月以来、10ヶ月ぶりの高水準となりました。(参考:ボラティリティ・チャート

6日の米国市場ではダウ平均が一時10%近く下げる急落となり、VIXは終値ベースで約1年ぶりの高値となる32.8%を記録しました。 その流れを引き継いだ日本市場でも下落は止まらず、オプション市場に「危機モード」が戻ってきています。

日経225オプションの平均IVが35%を超えたのは、サブプライム問題の懸念が最初に広がった2007年8月、アジア株の下落などが投資家心理を悪化させた2008年1月~4月、そしてリーマン・ショック後の2008年9月~2009年7月の期間です。

そして今日、平均IVが10ヶ月ぶりに35%を超えたことは、世界的な金融危機が新たな段階に突入したことを示す兆候かもしれません。

※ 本サイトでは平均インプライド・ボラティリティ(IV)の算出方法として、(1)直近3ヶ月の限月、(2)価額が3以上、(3)出来高が100以上
の条件を満たすオプションを計算対象にしています。

参照: 恐怖指数、VIXって何?
(Yahoo! Finance) VIXチャート