有価証券オプションの取引高、SBI証券の参入後も伸び悩み

SBI証券が有価証券オプション(通称:かぶオプ)の取扱いを開始してから3週間が経ちましたが、オプションの取引高は一日に千枚弱という状況が続いており、参入前とほぼ同じ水準にとどまっています。

ネット証券最大手であるSBIの参入により、国内の個別株オプションが個人投資家に普及することが期待されていましたが、現時点ではまだ見向きもされていない状況です。

(余談)
筆者がSBI証券の口座からかぶオプの取引ツールを開いてみると、最初は目当ての情報になかなか辿りつけず苦労しました。 また証拠金が大証の先物・オプションとは別に管理されることにも戸惑いました。
現在は流動性も低く、よほどのことが無ければ取引しようとは思えないというのが率直な感想です。
まずは株式市場に投資家が集まらないと、日本の株式オプションは厳しいかもしれません。 普及にはまだ長い時間が掛かりそうです。