大証、22年度のデリバティブ取引高は7期連続で過去最高

大阪証券取引所は1日、平成22年度のデリバティブ市場(株価指数先物・オプション取引等)の取引高が前年度比25%増の2億1,440万枚となり、7期連続で過去最高を更新したと発表しました。

日経225オプションの取引高は4,961万5,723枚と、前年度比で33.0%増加し、4期連続で過去最高を更新。 日経225miniは前年度比23.1%増の1億3,379万665枚となり、こちらも4期連続で過去最高を更新しました。

イブニング・セッションの取引高は前年度比86.7%増加し、対日中取引比率は23.3%と年度ベースで初めて20%を超えました。

株式市場の取引が低水準にどどまる中、デリバティブ市場は依然として拡大傾向が続いています。 ただ東日本大震災後の株式市場の暴落により、証券会社の先物・オプション取引部門が投資家の損失分を回収できない事態が起きており、一部で取引の制限が生じています。 こういった制限が長期化した場合、市場の拡大にブレーキが掛かる可能性もあります。

参照: 大証ニュース