東証の有価証券オプション取引高、昨年は前年比29%増

東京証券取引所が発表した統計データによると、2011年の有価証券オプション(かぶオプ)の取引高は合計107万7,311枚(一日平均 4,397枚)となり、前年に比べて29%増加しました。

取引参加者の区分では海外投資家が74%と圧倒的に多く、証券会社による取引が17%、信託銀行が8%となっています。 一方で、国内の個人投資家による取引は全体の1%以下にとどまっています。

昨年は国内の大手証券会社が有価証券オプションのオンライン取引に初めて対応し、個人投資家にとっての利便性が大きく向上しました。 しかし、取引の普及にはまだ至っておらず、市場の流動性は現在も低い状態です。

参照: 東証 投資部門別売買状況