日経225オプションの年間取引高、12年ぶりに減少

日本取引所グループが発表した統計によると、2014年の日経225オプション取引高は4,395万8,283枚(一日平均18万枚)となり、前年に比べて23%の減少となりました。日経225オプションの年間取引高が前年を下回ったのは、2004年以降では初めてです。

先物等を含めたデリバティブ市場の全体では、前年比15%減となる3億972万単位を記録し、過去二番目の取引高となりました。日経225先物の取引高は前年比16%減、ミニ先物は前年比15%減となり、主要な「日経225」のすべての商品で前年よりも取引が減少しました。

一方で、新しい先物市場の取引が増えています。ミニTOPIX先物は前年比1.5倍、NYダウ先物は前年比2.6倍、日経平均VI先物は前年比5.3倍の取引高となりました。今後、これらの商品を扱う証券会社が増えれば、投資家にとっての選択肢が広がるかもしれません。

2014年3月24日には、東証と大証のデリバティブ市場が統合されました。今後は株式、ETF、先物といった市場の垣根を越えて、オプション取引の裾野が広がることが期待されます。

参照: JPXニュース