米国の先物オプション 電子取引の比率が過去最高を更新

米国最大の先物・オプション取引所を運営する「CMEグループ」は今月、2015年8月に取引されたオプションのうち、57%が電子取引による約定であったと発表。 オプションの電子取引の比率は、2ヶ月連続で過去最高を更新しました。

エネルギー市場の先物オプションは、電子取引の比率が史上初めて50%に達し、過去最高を更新。 原油(WTI)オプションの一日平均出来高は過去最高の19万8千枚となり、そのうち69%が電子市場で取引されました。

通貨市場と株価指数市場では、すでに97%のオプションが電子取引によって売買されています。 CMEグループは、今年7月に先物のフロア取引をほぼ全て廃止しましたが、オプションのフロア取引は現在も続いています。 しかし、オプションの電子取引の割合は着実に増えてきているため、そう遠くない将来に、オプションのフロアも縮小されていくことが予想されます。

参照: CMEグループ