米国のオプション市場 11月の出来高は過去最高を更新

米大統領選挙によって11月の金融市場は大きく揺れ動き、オプション市場でも過去最大の取引が生じました。

米国最大のデリバティブ取引所を運営する「CMEグループ」では、11月の先物・オプション出来高がトータルで一日平均2,090万枚に上り、過去最高を大幅に更新。 オプション出来高は一日平均430万枚に達し、前年比64%増を記録しました。

また、米国の株式オプションなどを取り扱うシカゴ・オプション取引所(CBOE)では、恐怖指数として知られる「VIX(ボラティリティ指数)」のオプション出来高が11月4日の時間外取引で過去最高となる89,322枚を記録。 大統領選挙の結果が伝えられた11月9日の夜間には、S&P 500指数を対象とする「SPXオプション」の出来高が時間外としては過去最高の41,218枚に達しました。

先物の市場別では、選挙後に利回りが急上昇している米国債市場において、取引が大幅に増えています。 11月の米国債先物・オプションの出来高は、過去最高の590万枚(一日平均)を記録しました。(前年比55%増)

参照: CMEグループ ニュース
CBOE ニュース