ひまわり証券が証券業務を廃止

ひまわり証券は17日、日経225先物・オプション取引を含む証券業務全般について事業の廃止を決定。 同日、証券口座の開設および新規受注の受付を停止しました。
現在ポジションを持っている顧客に対しては決済注文の受付を継続し、証拠金の出金等については問題なく行えると発表しています。

同社は証券口座の廃止について、東北関東大震災による株式市場の暴落によって預り資産が大きく減少したためと説明していますが、証券業務全般が即日廃止されるのは極めて異例。 オンライントレードの黎明期から日経225オプションのサービスに注力し、安価な手数料でオプションを取引できる証券会社として当サイトでも度々取り上げてきた会社ですが、未曽有の大災害がもたらした株価暴落によってサービスを終えることになりました。
今後はFX取引とCFD取引の業務に特化するということです。

その他、松井証券は15日からロスカット口座以外でのオプションの新規売建を禁止。 岡三オンライン証券とトレイダーズ証券は17日よりオプションの新規売建を禁止しています。
それ以外の証券会社でも、オプションの売りに要する証拠金を大幅に引き上げ、SPAN×140%~150%程度に拡大するなどの措置を取っています。

参照: 証券事業の廃止に関するお知らせ