NYMEXの先物オプション立会場が閉鎖 約150年の歴史に幕

19世紀後半に「バター・チーズ取引所」として設立され、後にニューヨーク・マーカンタイル取引所(通称:NYMEX)の名称で知られることになった先物・オプション立会場が、本日2016年12月30日をもって閉鎖されます。

NYMEXは2008年にCMEグループによって買収され、現在は金属・エネルギー関連の先物オプションを扱う市場部門になっています。これまでNYMEXの立会場で取引されていた先物オプションは、2017年以降、CMEグループの電子取引市場である「Globex」に一本化され、NYMEXの名称は部門名として当面維持される予定です。

2015年7月には、シカゴの立会場フロア(旧シカゴ・マーカンタイル取引所)が大幅に縮小され、CMEグループのほぼすべての先物取引が電子市場に一本化されました。その後、NYMEXの立会場で取引される金属・エネルギー関連の先物オプションは減少傾向となり、最近では全取引高に占める割合が1%未満にまで落ち込んでいました。

シカゴの立会場には一部の先物オプション(農産物、金利、通貨)とS&P 500先物の取引が依然として残りますが、フロアトレーダーの多くは、すでに立会場からパソコン画面へと取引の場を移しています。市場の電子化がこのまま進めば、米国の先物・オプション市場で伝統的に行われてきたオープン・アウトクライ(身振りと声による人間同士の取引)は、あと数年で見られなくなってしまうかもしれません。

参照: CMEグループ オフィシャルサイト