米国のオプション市場 ― 2016年の取引状況

米国最大の先物・オプション取引所を運営する「CMEグループ」は4日、2016年の先物・オプションの取引高が一日平均で合計1,560万枚(前年比12%増)となり、2年連続で過去最高を更新したと発表しました。

オプションの売買枚数は一日平均で310万枚(前年比14%増)に上り、こちらも過去最高を更新。 このうち、電子取引によって売買されたオプションは一日当たり170万枚(前年比21%増)となり、同じく過去最高を更新しました。

市場別では、金属市場の先物・オプションが前年比49%増、一日当たり約49万枚の取引高を記録し、過去最高を大幅に更新。 金利・債券市場では米大統領選挙後に売買が急増し、第4四半期の先物・オプション取引高が前年同期比36%増となりました。

一方、株式や株価指数などを対象とする証券オプション市場では、オプションの年間取引高が前年比1%減の41億6774万枚(一日平均 約1,653万枚)となり、年間の取引高としては史上5番目を記録しました。

参照: CMEグループ ニュース
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