Russell 2000のボラティリティ・オプションが取引開始

シカゴ・オプション取引所(CBOE)は12日、「Russell 2000 ボラティリティ指数」を原資産とする先物およびオプションの取引を開始すると発表しました。

CBOEによると、先物は11月18日、オプションは12月2日に取引がスタートする予定となっています。

Russell 2000は、主に米国内でビジネスを行っている小規模な企業で構成された株価指数で、米国経済の健全性を示す指標と言われています。
この指数のオプション取引価格から算出されるのが「Russell 2000 ボラティリティ指数」で、さらにその指数に対する先物とオプションが新たに取引されることになります。

仕組みとしては、S&P 500を対象とした「CBOEボラティリティ・オプション(VIX)」と同じです。(参考:進化する指数オプション ~VIXとは?

VIXオプションが初めて導入された当時は、あまりに複雑な商品のため、取引はそれほど広がらないと見る向きもありました。 しかし現在では、CBOEで取引されている指数オプションの中で、VIXは3番目の取引量を誇ります。

Russell 2000に加えて、今後は他の株価指数にもボラティリティ・オプションが広がっていくかもしれません

参照: CBOEニュース
CBOE ボラティリティ指数オプションの一覧