米国の個別株オプション 上位10銘柄の半数がネット企業

シカゴ・オプション取引所(CBOE)は6日、9月分の個別株オプションの統計を発表しました。公開されたデータによると、オプションの出来高上位10銘柄のうち、半数をネット企業が占める結果となりました。

出来高の上位10社に入ったネット企業は、Facebook(4位)、Twitter(5位)、Alibaba Group(6位)、Amazon.com(7位)およびNetflix(9位)です。

また、資本不足が懸念されているドイツ銀行が19位にランクインしています。ドイツ銀行株を対象とするオプションは、8月は9万7千枚の出来高でしたが、9月には22万枚を超える出来高となり、1ヶ月で2倍以上に取引が膨らんでいます。

加えて、ドイツ銀行株のオプション出来高に占めるプットの割合は、8月は56%であったのに対し、9月には71%へと上昇していることからも、市場参加者のスタンスが見て取れます。

参考:米国市場で取引されている外国株式オプションについては、「ADR(米国預託証券)とは?」を参照

以下の表は、個別株オプションの出来高上位20銘柄をまとめたものです。
(シカゴ・オプション取引所: 2016年9月実績)

#株式銘柄(ティッカーシンボル)オプション出来高
1 アップル(AAPL) 3,086,116枚
2 プロクター・アンド・ギャンブル(PG) 1,967,020枚
3 バンク・オブ・アメリカ(BAC) 1,091,077枚
4 Facebook(FB) 1,032,953枚
5 ツイッター(TWTR) 794,158枚
6 アリババ・グループ(BABA) 656,393枚
7 アマゾン(AMZN) 488,756枚
8 ウェルズ・ファーゴ(WFC) 487,627枚
9 Netflix(NFLX) 383,648枚
10 テスラ・モーターズ(TSLA) 335,744枚
11 シティグループ(C) 326,325枚
12 Valeant Pharmaceuticals Int.(VRX) 306,966枚
13 マイクロン・テクノロジ(MU) 303,546枚
14 ゼネラル・エレクトリック(GE) 286,888枚
15 インテル(INTC) 263,753枚
16 チェサピーク・エナジー(CHK) 261,317枚
17 USスチール(X) 229,948枚
18 フリーポート・マクモラン(FCX) 229,767枚
19 ドイツ銀行(DB) 222,141枚
20 ギリアド・サイエンシズ(GILD) 218,001枚

参照: CBOE Equity Option Volume Archive